製造工程におけるセンサとプロセス監視

キスラーの圧電式センサとプロセス監視システムは、動的な組立工程がシンプルなものであれ、複雑なものであれ、さらに手動のものであれ、自動化されたものであれ、工程の品質を確実に監視・制御することができます。不良品はすぐに特定されて組立工程中に直接除去されるため、品質を保証でき、測定データのトレーサビリティも常に確保されます。力、圧力やトルクを測定する各種センサが揃っていますので、製造中の工程手順をしっかり監視できます。

組立工程の品質保証 – キスラーのプロセス監視システムを使用するメリット：

• 動的なプロセスに最適
• 1秒間に最大20回測定可能
• 個別に設定できる様々な測定プログラム
• 優れた柔軟性
• 既存または新規の製造ラインへの組込みが容易
• 品質に関連する製造工程の記録管理により追跡可能

キスラーの圧入プロセス監視システムは、油圧式、流体圧式、空圧式、または電動式のプレスシリンダと組合わせて使用します。このシステムにより、力/変位測定に基づく品質保証を圧入工程に組込むことが可能になります。代表的なアプリケーションとして、ボールベアリングの圧入、トランスミッションのドライブシャフトへのギアの圧入などがあります。さらに、高度な監視システムを使用して工程を見える化し、それを監視することができます。また、センサ技術をプレスシリンダに直接組込むだけでなく、Cフレームやツールホルダに間接的に取付けるオプションも用意されています。

圧入工程の品質保証 – キスラーの監視システムを使用するメリット：

• 動的なプロセスに最適
• 1秒間に最大20回測定可能
• ダイレクトなインプロセス測定
• 柔軟に組込み可能
• 測定データのトレーサビリティを確保可能
• 圧入工程を100%制御可能
• センサは過負荷保護機能を搭載

ハンドプレスを使用した組立、接合、検査の各工程で包括的な品質保証を実現するためのカギとなるのは、正確で信頼性の高い測定技術です。キスラーは、ハンドプレスのツールホルダに組込んだ力センサによってハンドプレスの工程を監視する、組込み可能な各種ソリューションを提供しています。ハンドプレスに関連する作業の管理も可能になるため、このアプローチを採用すれば、ハンドプレスを使用する工程を個々のオペレータに左右されることなく進められるようになります。

ハンドプレス工程の品質保証 – キスラーの監視システムを使用するメリット：

• 手順チェーン（シーケンス）をプログラム可能
• 幅広い測定範囲
• 柔軟に組込み可能
• 圧入工程を100%制御可能
• センサは過負荷保護機能を搭載

クリンチングとは、金属板などの2層（または多層）接合を行う工程で、金属系のフィラー（充填剤）は使用しません。このクリンチング工程に力/変位または力/時間の監視を組込めば、工程の包括的な品質保証を実現できるようになります。さらに、新たな品質特性として、クリンチングポイントの残厚を判断したり、他のプロセスデータと同じく、このパラメータを見える化して評価することも可能になります。

クリンチング工程の品質保証 – キスラーの監視システムを使用するメリット：

• 水晶圧電式センサ技術を柔軟に導入可能
• インプロセス評価を統合
• センサは過負荷保護機能を搭載
• 組込みが容易
• 品質に関連する製造工程の記録管理により追跡可能