接合工程全体の監視・制御を行うのは、サーボプレスシステムのコアエレメントとなるmaXYmos NCです。直感的に操作できるタッチスクリーンディスプレイと一体化されたシーケンス制御を採用することでバツグンの使いやすさと優れた柔軟性を発揮し、シンプルなものから非常に複雑なものまで、様々な接合工程に対応できます。maXYmos NCは、システムに含まれるNC接合モジュールとサーボアンプ IndraDriveと共に、X軸/Y軸座標(力や変位など)を使用して接合・圧入工程の制御・監視・評価・データ化を行います。測定波形の形状をもとに、個々の製造ステップ、アセンブリグループや製品全体の品質について、SERCOS IIIを介してリアルタイムで監視・制御するため、優れた繰返し精度で最適なサイクルタイムを実現できます。また、予定外のダウンタイムを最小限に抑えられるため、加工機の稼働率と製造プロセスの生産性も向上します。
電動式サーボプレスシステムは、自動車分野や自動車部品産業、さらに医療技術や家電などの他の分野においても、接合や圧入などの工程の監視・制御・最適化に貢献します。各工程の力/変位の監視は、完全な記録管理を含め、maXYmos NCを使用してリアルタイムで実施できます。
キスラーの電動式サーボプレスシステムを使用すれば、量産時の包括的な品質保証と高いプロセス信頼性を実現できるだけでなく、サイクルタイムの短縮、不良品の減少、生産性の向上にもつながります。
ご要望に応じて最大1,000mmのストローク長、最大600kNの力(荷重)範囲、アンギュラーバージョンなどにも対応できるため、お客様のアプリケーションにピッタリのソリューションをご活用いただけます。