KiTraffic Statistics:WIMシステムとともに道路と橋梁を常時監視


ウィンタートゥール,2019年2月 —— 貴重なインフラである道路や橋梁をどのように監視すれば、保守を最適化し、長期的な改修計画を立てることができるでしょうか?その答えは、軸重と全重量を自動的に測定できるWIM技術にあります。新しいLineas Compactセンサを備えたキスラーの「KiTraffic Statistics」こそが最もシンプルなパッケージです。

交通量は世界のいたるところで増加の一途をたどっています。特に大重量、あるいは過積載の商用車は、老朽化している道路や崩落の可能性がある橋に過大な負荷を与えます。たとえば重量30tのトラック1台が与える損傷は、通常の乗用車7500台分に匹敵します。道路の使用状況を監視し、保護措置や補修を計画するために大変適しているのがキスラーのWIMシステムで、車両数、車種、軸重、全重量の確実なデータを比較的低コストで長期間にわたり取得することができます。

現在道路上で、どれぐらいの重量の車両が何台、どのくらいの速度で路上を走行しているのかについて、「KiTraffic Statistics」を用いれば経済的に把握することができます。
現在道路上で、どれぐらいの重量の車両が何台、どのくらいの速度で路上を走行しているのかについて、「KiTraffic Statistics」を用いれば経済的に把握することができます。

スピーディなセットアップと容易な組み込みを両立させたWIMセンサ

「KiTraffic Statistics」は、最新のクォーツセンサ「Lineas Compact」とそれに対応するWIMデータロガー、既設で事前配線された電子回路で構成された高性能なWIMシステムです。製品の特長および利点として最も重要なものは以下の通りです。

  • 車両の検知と分類(車重データを含む)
  • 速度と重量の測定範囲が広い
  • 路面にセンサをスピーディかつ容易に設置可能
  • 路面の下にセンサを埋め込む画期的方法を採用し、長寿命を実現
  • 実証済みの独自のクォーツセンサ技術
  • 優れたコストパフォーマンス

新しいLineas Compactセンサ(型式9196)を路面から2 cmの深さに埋め、特殊なエポキシ樹脂モールドで覆うことにより、堅牢性を高め、長寿命を実現します。「KiTraffic Statistics」は誘導ループ検出器、電源装置やコネクタが配線済みの状態で納入されるため、スピーディにセットアップすることができます。

WebインターフェースやAPIインターフェースを介してフレキシブルなデータを取得

WIMデータロガー(型式5204A)は、コンパクトなDINレールサイズで4または8チャンネルのチャージアンプを内蔵、道路脇の制御盤に設置することができます。最大4車線で25 tまでの軸重を測定することができ、誤差は全車重の±15%です。

システムの設定と校正は、Webベースのソフトウェアを用いて簡単に実行できます。関連のある測定値はすべて連続的に可視化され、総合的な評価と解析を行います。また、APIインターフェースまたはWebSocketを介してWIMシステムを自社のソフトウェア環境に組み込むこともできます。

WIMに関する総合的なサービス

キスラーはWIMシステムの性能と寿命を最適化するために、最適な設置位置の選定、リモートまたは現地で実施する校正サポート、各製品の設置に関するトレーニングなどの総合的なサービスを提供しています。また、キスラー製のWIMシステム全体の保証期間を最大5年まで延長することができます。

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