効率的かつ透明性の高い適格性確認 / 検証
適格性確認 / 検証段階では、動作ポイントを最適化するStasa QCソフトウェアと組み合わせたComoNeoPREDICT機能によってユーザをしっかりサポートします。データを簡単にやりとりできるだけでなく、試験計画(実験設計、DoE)を実行する統合型インタフェースが、プロセスの解析・開発中の関連するプロセス変数を自動的に記録します。
Stasa QCは、生成されたプロセス変数と関連する品質データを系統的に評価し、設定値と品質特性の関係を自動的に定めます。こうして、関連する部品属性を備えた、信頼できる透明性の高いプロセスウインドウが得られます。
工程の高い信頼性と完全なトレーサビリティ
ComoNeoは、専用のソフトウェア関数を用いて、医療技術産業に不可欠なハイレベルな工程信頼性を確保します。ここで主要な役割を果たすのが、型内圧をベースとしたライブプロセスの監視と記録です。ComoNeoMERGEを駆使することで、複雑なマルチコンポーネント用途においても、メーカーは不足を回避し、不良ゼロ生産を達成することができます。
各製品についてプロセスデータを取り込み、連続的に記録して、エンドツーエンドのトレーサビリティと透明性を確保する機能により、メーカーは効率的に証拠の提出義務を満たすことができ、サードパーティへの情報提供もいつでも対応できるようになります。さらにComoNeoは、電子的に生成されたデータに関する要件に適合できるような追加機能も備えています。
- ComoNeoLOG:ユーザとガイドラインの自動化された管理(ユーザ管理)
- ComoNeoLDAP:コンピュータで生成された、タイムスタンプ付きの全ユーザ活動の電子記録(追跡記録)
ネットワーク接続に関しても、ComoNeoはユーザの期待をすべて満たすことができます。たとえば、インダストリー4.0で必要となる、確かなセキュリティの下でOPC UAを介してサードパーティシステムとデータをやりとりできるようにすることです。品質を保証する射出成形のためのキスラーの画期的な工程監視システムは、両方向でのディスプレイ設定を組み込み、ユーザインタフェースを簡単にネットワークに対応させることができます。これは、クリーンルーム要件に適合するための、考え抜かれたカプセル化コンセプトの中心的な要素となっています。
製品のアイデアから量産まで広範なサービスを提供
キスラーは、どのようなソリューションでも、サービスが伴わなければ意味がないと固く信じています。これを証明するように、ComoNeoを用いた型内圧をベースとした工程監視には、以下のように充実したサービスが揃っています。
- センサの位置決め・設置と適切な品質基準の特定によるサポート(リスク解析)
- 顧客の施設における現場での予備試験と工程の最適化
- 関連するチェックリストと記録管理を含む各種の適格性確認段階でのサポート
- センサと工程監視システムに関する取り扱い説明
- データ解析とデータモデルに関するアドバイス