Measurement technology from Kistler supports engineers with obtaining the data for marine modal and structural analysis.

船舶モーダル解析および構造体解析

加速度センサ

構造振動とそれに関連する損傷は、船舶の構造、船員の快適性、船の設備の寿命に大きく影響します。キスラーの測定技術は、船舶モーダル解析および構造体解析に必要なデータの取得に関してエンジニアをサポートし、構造体の挙動を説明できるようにします。その後、これらのデータは設計仕様に照らして評価することができます。

航行中の船舶には常に波から大小さまざまな負荷がかかるため、船体で剛体運動と変形が発生します。変形には2種類あり、それぞれ区別されています。準静的応答と動的応答です。船体の動的応答は、そのモーダルパラメータによって特徴付けることができます。スプリンギングとホイッピングは、船舶に関連する2つの動的応答です。スプリンギングとは、連続的な波の負荷に応答する、2ノード曲げモードの定常的共鳴振動です。ホイッピングとは、船体梁の過渡的な弾性振動です。ホイッピング振動は通常、高い加速度により応力が高まり、疲労が増大することから発生します。

防水、小型、低ノイズ

船の航行中に動的応答を測定する場合、加速度センサが使用されます。この種の実稼働モーダル解析(OMA)では、標準的な加速度センサとIP68規格の防水加速度センサの両方が使用されます。しかし、どちらも以下のような重要な技術要件を満たす必要があります。防水気密性(最大10 bar/150 psiまで)、小型軽量の設計(質量負荷の影響を避けるため)、広い周波数範囲、ごく小さい信号を測定するための低ノイズ仕様。

低ノイズ

セラミックベースの加速度センサシリーズは、その低ノイズ性能によって、モーダル解析中に遭遇することが多い非常に小さな信号も測定することができます。

フラットな周波数応答

IEPEモーダルセンサは、特に低周波数側でのフラットで再現性のある周波数応答が特徴です。低周波数側でのモーダルパラメータ評価用として、MEMS静電容量式加速度センサも提供しています。

取り扱いが容易で、すばやく簡単な取付が可能

すばやく簡単な取付をするための特別なクリップやハウジングを使用することで、受感軸の向きを柔軟に設定できます。